「勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣」を読んで、主体的な時間の大切さを考えた
こんにちは。AIスタートアップでプロダクト開発をやっている者です。
今回読んだのは勝間和代さんの「仕事も人生もうまくいく! 勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣」。タイパというワードは日常的に使うけど、そもそも自分はタイパよく生きられているんだっけ?と気になって手に取りました。
「時間割引率」というものさし
この本の軸になっているのが「時間割引率」という考え方です。目先の快楽を優先するか、将来のリターンを優先するかを表す指標で、飲酒や夜更かしは時間割引率が高い(=将来を犠牲にしている)行動、運動や睡眠は時間割引率が低い(=将来への投資になっている)行動だと整理されています。
「収入の2割をドルコスト平均法で投資に回す」のと同じ発想で、「時間の2割も将来のために投資しよう」という話は、たしかにわかりやすいフレームだなと思いました。
正直、「それは勝間さんだからでは」と思う部分もあった
とはいえ読んでいて、「これは会社員にはそのままは真似できないな」と思う部分も結構ありました。
音声入力用にゲーミングPCやHHKBを揃える、移動中はグリーン車で仕事をする、テレビ出演を断って自分のペースで動画配信に切り替える——どれも自分の裁量で時間の使い方を完全にコントロールできる、経営者・フリーランスだからこそ成立する話だよなと。会社員は打ち合わせの時間もアポイントも、そう簡単には自分で決められません。
なので「勝間さんは特別な立場だから」で片付けてしまいそうにもなったんですが、それだと何も持ち帰れないので、会社員でもできることから取り入れていこうと考え直しました。睡眠時間を削らない、加工食品や過度な飲酒を減らす、先延ばしをやめてマメに片付ける、くらいは環境を問わずできることです。
一番刺さったのは「主体的な時間」という考え方
読んでいて一番大事だと感じたのは、「受動的な時間」と「能動的な時間」の話でした。
なんとなくスマホを眺める、ながらでテレビを観る、頼まれたから参加するミーティング——これらは全部「受動的な時間」で、自分の人生から時間を搾取されている状態だという指摘は、耳が痛かったです。逆に、隙間時間に何をするかを自分の意思で決める、会食やミーティングも「自分の時間の投資先として見合っているか」を主体的に判断する。これは役職や働き方に関係なく、今日からできることだなと思いました。
お金と違って時間は誰にとっても平等に有限で、増やすことはできない。でも「何にその時間を使うかを自分で決める」という主導権は、会社員であっても手放さなくていいはずです。まずは1日の中で受動的に流されている時間がどれくらいあるか、可視化するところから始めてみようと思います。
仕事も人生もうまくいく! 勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣
本当の豊かさは時間リッチからやってくる。この本は、あなたを「時間リッチ」に導く本です。お金持ち、つまりキャッシュリッチになることが、本当に豊かな人生なのではありません。むしろ、この忙しく慌ただしい現代社会において、いかに自分の時間を持ち、何をするにも時間に困らず、さまざまなことに対して常に自分がしたいように時間を使うことができる、ということが本当に豊かな人生なのではないでしょうか。いくらたくさんお金を持っていても、それを使って、自分にとって有意義な時間を過ごすことができなければ何にも意味がありません。著者はキャッシュリッチ(お金持ち)に対して、好きなだけ自分の時間を持ち、使うことができる状態を「時間リッチ」と定義しています。